この記事を読んでいるあなたは、
- NFTアートとは何か知りたい
- NFTアートのメリット、デメリットについて知りたい
- NFTアートの始め方や購入方法について知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「NFTアートの概要と始め方」をお伝えしていきます。
2024年おすすめのNFTゲームはこれだ!
ゲーム名 | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|
Sorare(ソラーレ) |
| Sorare公式 |
元素騎士オンライン |
| 元素騎士 |
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そもそもNFTとは
NFTとは「Non-Fungible Token」の略で、直訳すると「非代替性トークン」です。
この代替性とは「替えが効かない唯一無二の」という意味になります。
代替性があるものの例は以下です。
- お金
- 電子上の画像
- 市販品
対して、非代替性があるものは以下です。
- 直筆サイン入りの本
- ピカソが描いた絵の原画
- 世界にひとつしかないトレーディングカード
このように、NFTは「替えが効かない」トークンという意味になります。
また、NFTはデータ管理にブロックチェーン技術を活用してることから改ざんできないことも「替えが利かない」特性のひとつといえます。
NFTアートとは
NFTアートとは、動画や画像などのデジタルコンテンツを、NFTに変換することで作られた作品のことをいいます。
つまり、NFTアートは、電子上に存在するその作品の唯一の所有者となれるのです。
これまでのデジタル商品は複製がしやすく、実物の絵画などと比較すると作品の希少性を十分に担保できないため、価値がつきにくい課題がありました。
しかしながら、NFTにより、NFTアートを代表するデジタルアートにも唯一無二の資産価値を証明できることから、これを大きく改善することができるのです。
NFTアートの特徴
NFTアートは、NFTの特性をもつことから、以下3つの特徴があります。
- 唯一無二の価値を証明できる
- 誰でもNFTアートを売買できる
- アーティストに公平な報酬が支払われる
これら3つにはすべて、ブロックチェーン技術が使われていることがポイントです。
以降でこれらポイントの深堀りをしていきます。
1.唯一無二の価値を証明できる
NFTアートは、データを改ざんできない仕組みであるブロックチェーン技術により、唯一無二であることを証明できます。
また、ブロックチェーンには以下の情報が記録されます。
- デジタルアートの作成者
- デジタルアートの所有者
そのため、NFTアートと所有者情報が紐づけられており、かつこれらの情報はブロックチェーンにより、不正に改ざんされる心配がありません。
2.誰でもNFTアートを売買できる
アートの売買は、これまではだれでも気軽に参加できませんでした。
というのも、売買の大半は招待制となっていることが多かったからです。
しかし、NFTアートはオンラインで売買ができます。
そのため、NFTマーケットプレイスにログインさえすれば、だれでも気軽にアートの売買に参加できるようになったのです。
また、アート出品もハードルが下がり、Adobe社のPhotoshopやlllustratorを使えばだれでもNFTアートを作成、出品できるようになりました。
3.アーティストに公平な報酬が支払われる
これまで、アーティストが生み出してきた作品は、一度売れたあとに転売が続いても、アーティストにお金が支払われるしくみはありませんでした。
しかしながら、NFTアートによりこのしくみが改善されました。
というのも、NFTアートは、アートの作成者情報はもちろん、所有者情報も記録しているからです。
こうしたアーティストに公平な報酬が支払うことができるしくみの構築は、NFTアートの特徴のひとつとなります。
また、NFTアートの売上の一部を慈英団体に寄付する組織も登場するなど、高い社会貢献性という面でも注目されています。
NFTアートが注目される理由
NFTアートは、下記のとおり、市場規模、高額落札、将来性を理由に注目が集まっています。
- NFTの市場規模が拡大している
- NFTアートが高額落札されている
- NFTアート市場の将来性が高い
とくに、国内外問わず、NFTアートが高額で落札されることから世界中の注目を集め、今後も発展が予想されているのです。
以降で、それぞれの発展理由について内容を解説していきます。
1.NFTの市場規模が拡大しているから
NFTの市場規模は、2021年に入ってから急成長しました。
具体的には、NFTデータサイトである「NonFungible」が公開した、2021年第2四半期のNFT調査レポートによりますと、前年の同期比で約35倍、およそ7.54億ドルまで拡大しました。
そのうち、NFTアートが占める割合は14%であり、NFT全体で2番目に大きい市場規模となっております。
このように、NFTアートは、以前は一部の人だけが売買する「特別なもの」だったのが、ここ一年で急激に一般化しているのです。
2.NFTアートが高額落札されているから
NFTアートが盛んになったのは2021年頃であり、歴史は浅いです。
それでも、高額で落札された実例があります。
下記は日本で高額落札された例を時系列に並べています。
作者 | NFT名 | 取引時期 | 落札額 |
---|---|---|---|
せきぐちあいみ | Alternate dimension 幻想絢爛 | 2021年3月25日 | 1300万円 |
箕輪厚介 | 電子書籍サウナランド(EPUB3) | 2021年5月11日 | 約276万円 |
柴犬のかぼすちゃん | Doge | 2021年6月12日 | 約4億7000万円 |
Perfume | Imaginary Museum “Time Warp | 2021年6月18日 | 約325万円 |
三上悠亜 | yout NFT | 2021年10月1日 | 約1300万円 |
とくに、大物アーティストによるNFT参入が話題となりましたが、これ以外にも、小学三年生が作った「Zombie Zoo Keeper(ゾンビ飼育員)」というNFTアートに380万の価値がついたことがあります。
3.NFTアート市場の将来性が高いから
NFTアートの将来性が高いといえる背景として以下が挙げられます。
- 絵以外のNFTの誕生:音楽や動画、VRアートなどもNFTとなりえるため、将来性は無限
- 市場規模の拡大:コインデスクによると、2021年から毎年12.8%ずつ伸び、2030年には2021年の3倍になると試算している
- 国内の盛り上がり:NFTをつかったライブパフォーマンスや、東京と大阪でNFTの祭典が催されるなど、NFTイベントが開催され始めている
これらを鑑みると、NFTジャンル、市場規模、国内盛り上がりと、すべてが拡大傾向となっているため、NFTアートの将来性は高いといえるのではないでしょうか。
NFTアートのメリット
NFTアートは、ブロックチェーン技術により、下記3つのメリットがあります。
- 改ざん不可であり、唯一性の価値を保証できること
- 将来的に価値が上がる可能性があること
- アートオークションで誰でも購入・販売可能であること
どれもデジタルの世界であるがためのメリットであり、以降で詳細を深堀りしていきます。
1.改ざん不可であり、唯一性の価値を保証できること
NFTは、なぜ改ざんされず、かつ唯一性をもつものであるかというと、NFTがブロックチェーン技術を用いた非代替性トークン(替えの効かないもの)であるからです。
ブロックチェーンは、過去の取引履歴が1本の鎖のように保存されております。
そして、その一部を改ざんしようとすると、一定時間内に、改ざんしたブロック以降のすべてのブロックを修正しなければならないしくみなのです。
そして、NFTアートの価値は以下となります。
- 債権や株と違い、購入者がアート商品を所有していることを実感できる
- まるで現物を所有しているかのようにアートのコレクションが可能
- アート作品の売買も自由
このように、おもにブロックチェーン技術により改ざん、唯一性を保ち、そこに価値があるといえるのです。
2.将来的に価値が上がる可能性があること
NFTアートは、取引開始時点より価値が上がる可能性があります。
それは二次流通のタイミングです。
実際には下記の事例がありました。
- アート作品「CROSSROAD」は、2020年10月の初落札時点で約600万円
- 2021年2月には約7億円で落札
- アート作品が、前大統領のトランプ氏を風刺した動画だったため、大統領選挙の結果の前後で落札額が100倍以上に変化した
このように、NFTアートは長期的にみて、とくに二次流通を経て価値が跳ね上がる可能性があるのです。
3.オンライン上で気軽に売買が可能であること
たとえば、絵画などの芸術作品は、だれもが気軽にオークションに参加できるとはいい切れません。
しかしながら、NFTアートの売買はだれでも気軽に参加できます。
そういえる理由は下記です。
- インターネット上の売買プラットフォームに入れば、ネット上で気軽にオークション参加できるから
- イーサリアムなどの仮想通貨さえできれば、だれでも購入、販売ができるから
このように、実際の絵画に比べ、NFTアートは敷居が低く参加しやすいのです。
NFTアートのデメリット
NFTアートは誕生して間もないこともあり、以下3つのデメリットがあります。
- まだ法整備が十分にできていないこと
- 価格変動が起き価値が大きく下がる可能性もあること
- ユーザ増加に合わせて手数料が高騰していくこと
NFTアートの今後の発展にともない、これらは解決することが予想されますが、現状のデメリット項目を以降で解説していきます。
1.まだ法整備が十分にできていないこと
NFTアートは、サービスが開始されてから間もないため、国内外に関わらず法整備が追いついていません。
そのため、下記のような、ブロックチェーンの特徴を逆手にとった問題が発生しています。
- ブロックチェーン技術により、アートに「唯一性」をもたせることが可能
- しかしながら、これを悪用し「他人の著作物を自分のもの」とする事例が横行
- 贋作でも「唯一性」をもってしまうためこのような事例が増えている
この著作権まわりのグレーゾーンは、今後の法整備で解消されることが予想されます。
しかしながら、まだまだ不安が隠せないのが心情ではないでしょうか。
2.価格変動により価値が大きく変動する可能性があること
NFTアートは、下記の理由により、価格が大きく変動する可能性があります。
- そもそも、NFTアートはまだ新興市場だから
- NFTアートを「投資対象」として見ている人がいるから
- NFTアートの流動性はまだ低いから
このように、価格が一気に下落することで大きな損失を伴う可能性があるのはデメリットといえます。
3.ユーザ増加に合わせて手数料が高騰していくこと
NFTの「取引の場」のひとつであるイーサリアムでは「ガス代」とよばれる手数料が発生しています。
ガス代は、以下の特徴があります。
- ガス代は、イーサリアムを発掘するユーザが自由に値段を決められる
- そのため、NFT需要拡大にともない、ガス代も値上がりする恐れがある
- NFTアートが盛り上がっている現状を鑑みると、ガス代の高騰は避けられない
なので、たとえNFTアート自体を安く手に入れられても、ガス代が高すぎて、思ったより出費がかさんでしまう恐れがあることはデメリットといえます。
NFTアートの購入方法
NFTアートの購入にあたり、仮想通貨取引所のアカウントの開設から、実際にOpenSeaでNFTアートを購入するまでの流れは以下のとおりです。
- 仮想通貨取引所に口座開設する
- ウォレットを作成する
- 仮想通貨取引所からウォレットに入金する
- NFTマーケットプレイスで購入する
具体的には、以下を準備する必要があります。
- MetaMask:イーサリアムを保管するもの
- イーサリアム:仮想通貨
- NFTマーケットプレイス:取引市場のアカウント
専門用語が多いため、用語解説しつつ、以降で詳細な流れを解説していきます。
1.仮想通貨取引所に口座開設する
まずはNFTアートを売買する口座である、仮想通貨取引所のアカウントを作成しましょう。
日本国内ですと、たとえば以下の仮想通貨取引所があります。
- bitFlyer:ビットコインの取引量が国内最大級
- DMM Bitcoin:コストの安さが魅力
- Coincheck:アプリダウンロード数が国内No.1
どの仮想通貨取引所でも、登録自体は画面指示にしたがって操作するだけですが、運転免許証や個人番号カードなどの本人確認書類が必要となる場合があります。
登録作業後の審査が完了すれば、すぐに全機能を使うことが可能です。
2.ウォレットを作成する
NFTアートの取引をする際は、取引で使われる仮想通貨であるイーサリアムが必要になります。
そして、そのイーサリアムを保管する、いわば財布のような役割を果たすのがウォレットです。
NFT取引でもっともメジャーなウォレットはメタマスクであり、登録手順は以下となります。
- Google Chromeのブラウザを立ち上げる
- MetaMaskの公式サイトへアクセス
- Google Chromeに追加を選択(拡張機能として追加可能)
- 表示の案内に従ってウォレットの作成をして完了
なお、登録は無料です。
3.仮想通貨取引所からウォレットに入金する
仮想通貨取引所にイーサリアムなどの仮想通貨を入金した後、それをウォレットに移動する手順となります。
イーサリアムとは、NFTアートの取引に使われる仮想通貨のことです。
これ以外の仮想通貨は、手数料の安いポリゴンもありますが、イーサリアムが使われることが一般的です。
そして、ウォレットへの入金までの準備は以下の手順となっております。
- 仮想通貨取引所の口座開設をする
- イーサリアムを購入する
- メタマスクにイーサリアムを移す
手間のかかる作業はないので気軽に準備可能です。
4.NFTマーケットプレイスで購入する
NFTマーケットプレイスとは、電子市場であり、売り手と書い手が自由に参加できる、インターネット上の取引市場のことです。
有名なNFTマーケットプレイスは下記であり、これらアカウントを作成するとよいでしょう。
- OpenSea(オープンシー):自分でNFTアートを作って出品をしたい場合
- Coincheck NFT(β版):既成NFTアートの2次流通で利益を狙う場合
とくに、OpenSeaは市場規模が大きく、手数料も2.5%と低いため、初心者が始めるにはちょうどよいマーケットとなっております。
NFTアートの作り方と販売方法
NFTアートの作り方は、Photoshopやlllustratorなど、一般的な画像加工ソフトを使い、pngやjpeg形式の画像を作るだけです。
NFTアート専用の特別な作り方でないため、とてもシンプルな作成方法です。
ただし、作成に必要なのはツールの使い方でなく「そのNFTアートにしかない独自性」となるのはいうまでもありません。
次に、NFTアートの販売方法ですが、NFTマーケット最大のOpenSeaを例にすると以下となります。
- 仮想通貨ウォレット作成:仮想通貨の財布の用意
- OpenSeaのアカウント作成:仮想通貨マーケットの登録
- 自分の作ったアート作品をアップロード:作成したアートを登録
このように、NFTアートの作成および販売方法はとてもシンプルなものとなっております。
NFTアートの今後の展開と将来性
NFTアートは、今後も下記3つを理由に拡大することが見込まれております。
- あらゆるものがNFTとなる可能性
- NFTアートでの取引の増加
- NFTの活用方法の増加
現在はアートがNFTの中心ですが、これ以外にもNFT化するものが誕生したり、それらの活用により、活用や取引の増加が予想されているのです。
1.あらゆるものがNFTとなる可能性
NFTアートは、絵や音楽以外にもさまざなものを対象とすることができます。
たとえば、Twitterの共同開発者兼CEOのJack Dorsey氏は、自身が初投稿したTweetをNFT化し、約291万ドル(約3億1500万円)で販売した実績があります。
このように、これまで価値がないと考えられていたものに価値をつけて売買が可能となるため、今後もあらゆるものがNFTとなる可能性を秘めているといえます。
2.NFTアートでの取引の増加
NFTデータサイトである「NonFungible」では、2021年第1四半期のNFT取引高は「約20億ドル」となっております。
これは2020年第4四半期に記録した「約1億ドル」の20倍です。
これだけみても、NFTアート取引が増加が伺えます。
さらに、NFTアートはブロックチェーンにより唯一性を付加できます。
そのため、デジタルアート市場のすべてでNFTを活用できれば、より規模を拡大することが可能です。
NFTマーケットプレイスを利用しているアーティストはまだ少ないため、今後NFTアートの知名度があがるにつれて、NFTアートの市場規模は拡大してくことでしょう。
3.NFTの活用方法の増加
NFTアートの活用方法は、現在はアートの取引がメインです。
しかしながら、そこで使われているブロックチェーン技術を使えば、さまざまな活用が可能です。
たとえば、アメリカのウェストバージニア州では、選挙時の電子投票にNFTが使われています。
これは、ブロックチェーン技術の「改ざんできない」性質を利用した例となります。
また、日本国内でも、つくば市などの多くの自治体が開発に力を入れています。
まとめ:デジタルアートの世界に踏み出そう
これまで「NFTアートとは」について解説してきました。
まとめると以下となります。
- NFTアートはブロックチェーン技術を使っており、唯一無二の存在であること
- 高額取引もされており、将来性も高いこと
- 改ざん不可であるなどのメリットがある一方、法整備が追いついていないなどの課題もあること
NFTアートは、小難しい操作をせずとも簡単に登録が可能なため、課題や将来性を見据えた上で、実際に取引に挑戦するようにしましょう。
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