この記事を読んでいるあなたは、
- NFTのガス代について知りたい
- NFTのガス代が発生するタイミングについて知りたい
- NFTのガス代の確認方法、ガス代を減らす方法を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「NFTのガス代、発生するタイミング、確認方法、減らす方法」をお伝えしていきます。
なお、おすすめの海外仮想通貨取引所のランキングを以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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NFTのガス代とは?発生する理由を解説
ここからは、NFTでよく聞くガス代とは何かを解説していきます。
そこからさらに「なぜ発生するのか」も、合わせて説明します。
NFTのガス代とは
NFTのガス代を端的に表現すると、手数料のことです。
NFTは、イーサリアムという仮想通貨を使って取引を行い、イーサリアムのブロックチェーン技術を用いて、取引履歴を記録します。
取引履歴を記録する際の手数料をガス代と表しているのです。
NFTのガス代が必要な理由とは
NFTのガス代が発生する理由は、NFTの取引を承認する人たちへの報酬が必要だからです。
取引の承認作業に関わる者を「マイナー」という表現で表します。
このマイナーに関わる者への報酬として、ガス代が支払われる必要があるのです。
NFTのガス代が発生するタイミング
NFTのガス代が発生するタイミングは、以下の4つです。
ガス代が発生するタイミングは、すべてイーサリアムが使われるときなのですが、それらを細かく分解すると、以下のようになります。
- 1.初めて出品するとき
- 2.NFTを買うとき
- 3.NFTを送るとき
- 4.イーサリアムをポリゴンに変更するとき
それでは、1つずつ内容を見ていきましょう。
1.初めて出品するとき
初めてNFTを出品するときは、ガス代がかかります。
NFTを出品するときには、OpenSeaなどのマーケットプレイスを利用します。
出品する際には、イーサリアムを使うことになります。
イーサリアムを使って出品することになるので、ガス代が発生します。
2.NFTを買うとき
NFTを買う際もガス代が発生します。
なぜなら、NFTを買うときは、イーサリアムを使うからです。
したがって、NFTを買うときには、ガス代のことも考えながら購入する必要があるといえます。
ガス代が高騰していない時間帯などを狙うなどして、支払金額を考慮に入れながら立ち回るようにしましょう。
3.NFTを送るとき
NFTを誰かに送るときには、ガス代が発生します。
買うときと同様に、イーサリアムを使うので、ガス代がかかります。
NFTを送るときには、ガス代がかかることを想定して送るようにしましょう。
ガス代のことを覚えておくことで、予想外にお金がかかることを避けられます。
4.イーサリアムをポリゴンに変換するとき
イーサリアムをポリゴンに切り替えるときにも、ガス代が発生します。
イーサリアムを使うので、ガス代が発生するのは仕方ないですが利点もあります。
ポリゴンは、イーサリアムに比べて、ガス代が安いという特徴を持っています。
なので、イーサリアムからポリゴンに切り替えた瞬間はガス代が発生しますが、そのあとのガス代は安く済む傾向にあります。
現在のガス代を確認するには|計算方法を解説
ガス代を確認するサイトは、主に2つあります。
- 「Etherscan」
- 「ETH Gas Station」
上記の2サイトでガス代を調べることができます。
ガス代の計算式は「ガス代=ガスプレイス×ガスリミット」です。
ガスプレイスと、ガスリミットについて説明します。
ガスプレイスとは
出典:https://etherscan.io/gastracker
ガスプレイスは「Low」「Average」「High」の3つで表されます。
ガスプレイスの単位は「Gwei(ギガウェイ)」です。
1Gweiは、0.000000001ETHとなっています。
ガスリミットとは
ガスリミットとは、イーサリアムでの取引をする際に使用する「GASユニット」と呼ばれる単位のことです。
ガスプレイスと違い、金額が固定されてる点が特徴です。
NFTのガス代はなぜ高い?価格高騰の問題点
NFTのガス代は、「マイナー」と呼ばれている人たちの報酬です。
イーサリアムのブロックチェーンを使った確認作業に対して、支払われる報酬なので、発生して当然ですね。
ですが、NFTのガス代の問題点は、ガス代が不安定なことです。
ガス代が不安定な理由は、需要と供給のバランスが悪いからです。
「マイナー」が行う確認作業は大変で、その上、需要がどんどん増えていくことで、「マイナー」の作業量が大幅に増えています。
ガス代は、手数料であり、「マイナー」の報酬なので、作業量が増えれば、その分、ガス代も上がるでしょう。
ブロックチェーンは、最近発明された技術であり、これからどんどん開発されていきます。
なので、今後「マイナー」たちの作業が効率化されると、ガス代の価格は低くなっていくでしょう。
NFTのガス代を安くする3つの方法
NFTのガス代を安くする方法は以下の3つです。
- 1.ガス代が安いタイミングでNFTを買う
- 2.処理速度を遅くする
- 3.ポリゴン(POL)を活用する
それぞれ解説します。
1.ガス代が安いタイミングでNFTを買う
ガス代が安いタイミングで買うために、ガス代の相場を調べることが必要です。
ガス代の相場は「Ethereum Gas Price Chart」で簡単に調べることできます。
現在の相場だけではなく、過去のガス代の相場を知りたい方は「GAS NOW」も使ってみましょう。
普段から、ガス代の相場を確認することで、ガス代が高いのか安いのかを知ることができるでしょう。
しかし、NFTのガス代の安いときばかりを狙っていると、買うタイミングを間違える可能性もあるので、注意が必要です。
ガス代は安い方がいいですが、絶対に安いタイミングだけで買う必要はありません。
2.処理速度を遅くする
NFTのガス代は、処理速度を遅くすることで、安くできます。
ガス代を計算するときに出てきた、ガスプレイスには「Low」「Average」「High」の3つ種類があります。
- 「Low」「Average」「High」はそれぞれ、処理速度を表しています
- 「Low」を選択すると、ガス代が安くなる代わりに、取引の速度が遅くなります
- 「High」を選択すると、ガス代が上がる代わりに、取引の速度が速くなります
ガス代を安くしたいときには、ガスプレイスの「Low」を選択しましょう。
3.ポリゴン(POL)を活用する
ポリゴンは、イーサリアムの問題点を解決するために作られた仮想通貨です。
開発されたときは、「POL」と呼ばれていましたが、2021年に正式名称が「ポリゴン(Polygon)」に変わりました。
イーサリアムの問題を解決するために作られたポリゴンの特徴の1つは、通信速度が早く手数料が低いことです。
ポリゴンの取引速度は、1秒あたり65000件で、イーサリアムは、1秒あたり15件です。
ポリゴンはイーサリアムに比べて、約4300倍の取引速度になることがわかります。
ポリゴンは、イーサリアムと違って、処理速度が違うので、ガス代を安くでき、ガス代を気にせず取引できます。
今後イーサリアムのスケーラビリティ問題が改善されれば、価格を抑えられる可能性も
イーサリアムは、「スケーラビリティ問題」と呼ばれる課題を抱えています。
「スケーラビリティ問題」とは、1つのブロックの中で、取引する回数が増えることで、取引する速度が遅くなり、マイナーに支払う手数料が増えることです。
現在、「スケーラビリティ問題」を解決する方法として、4つ挙げられています。
- 処置する容量を拡大する
- 取引データを小さくする
- ブロックを生成する時間を短くする
- ブロックチェーンの外で取引を行う
上記の4つを使うことで、「スケーラビリティ問題」を解決しようと考えています。
また、イーサリアム2.0と呼ばれるネットワーク・アップグレードが2020年12月に実装されたことで、「スケーラビリティ問題」を解決できる可能性が高まっています。
「スケーラビリティ問題」が解決すると、取引できる回数が増え、速度も速くなるので、マイナーに払う手数料が安くなるでしょう。
ガス代についてよくある質問
ガス代についてよくある質問と回答を紹介します。
- 1.ガス代が安い時間はあるか?
- 2.ガス代が無料のところはあるか?
- 3.ガス代は経費になるのか?
それぞれの質問に答えていきます。
1.ガス代が安い時間はあるか?
ガス代が安い時間は、NFTの取引が落ち着いている時間帯です。
NFTの取引は、アメリカの時間に合わせて行われているので、日本時間では、昼間から夕方がガス代の安い時間になるでしょう。
昼間は仕事の方が多いですが、夕方は、仕事が終わる時間だと思うので、仕事が終わってから、NFTの取引しましょう。
2.ガス代が無料のところはあるか?
NFTのガス代が無料のところはありません。
ガス代は、NFTマーケットプレイスによって違いがあります。
マーケットプレイス一覧
- Open Sea
- Coin check NFT(β)
- Foundation
- Rarible
- HEXA
主に上記の5つがあり、それぞれのマーケットプレイスの特徴を確認してみましょう。
OpenSea
出典:https://opensea.io/
「OpenSea」は、世界最大のNFTマーケットプレイスです。
アートや音楽など取引できるNFTが多く、簡単にNFTの作成から販売までできるマーケットプレイスです。
初めてNFTをする人にはおすすめですね。
Coincheck NFT(β版)
出典:https://nft.coincheck.com/
「Coincheck NFT(β版)」は、日本の仮想通貨取引所のCoincheckが運営しているNFTマーケットプレイスです。
イーサリアム以外の仮想通貨での取引ができるマーケットプレイスなので、取引しやすいです。
Foundation
出典:https://foundation.app/
「Foundation」は、招待制のマーケットプレイスなので、質の良いNFTがたくさんあります。
ですが、ガス代が高く、ガス代が発生する頻度も高いので、上級者向けのマーケットプレイスになります。
Rarible
出典:https://rarible.com/
「Rarible」は、独自のガバナンストークン「RARI」を発行しているマーケットプレイスです。
特徴として、ガス代が安いことが挙げられますが、売る側も買う側もガス代が発生するので、しっかり確認しましょう。
HEXA
出典:https://hexanft.com/
「HEXA」は、Twitterアカウントを持っているだけで利用できるマーケットプレイスです。
その上、クレジットカードを使って、NFTの取引ができるので、仮想通貨取引所を作る必要がなく、手軽に売買ができます。
3.ガス代は経費になるのか?
NFTのガス代は、手数料と同じなので、経費にできるという考えが一般的です。
経費にするためには、履歴を残しておく必要があるので、しっかりと保存しておきましょう。
間違って履歴を消さないようにしてください。
まとめ:NFTのガス代を理解して、安い金額で取引をしよう
今回は、NFTのガス代について、発生するタイミングや安くする方法についてお伝えしました。
NFTのガス代とは、イーサリアムのブロックチェーンを使った取引の記録を取るための手数料のことです。
イーサリアムは「スケーラビリティ問題」を抱えていて、ガス代が高いことが問題になっています。
将来、技術が発達することで、「スケーラビリティ問題」を解決できたときには、NFTのガス代も安くなっているでしょう。
なお、おすすめの海外仮想通貨取引所のランキングを以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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