この記事を読んでいるあなたは
- メタバースとは何か知りたい
- メタバースのメリット・デメリット、活用例を知りたい
- メタバースの始め方を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「メタバースの概要やメリット・デメリット、始め方」をお伝えしていきます。
なお、おすすめの海外仮想通貨取引所のランキングを以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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メタバースとは
まずはじめに、メタバースの概要を以下の2つの観点から見ていきましょう。
- メタバースとは何か
- メタバースの語源
それぞれわかりやすく解説します。
メタバースとは「インターネット上の仮想空間」
メタバースとは「インターネット上の仮想空間」のことです。
自身でアバターを作成し、メタバース内で自由に操作が可能です。
例えば、以下のような人気ゲームや映画もメタバースの一種と言えます。
- マインクラフト
- あつまれ どうぶつの森
- サマーウォーズ内の「OZ(オズ)」
- Vtuber・バーチャルアイドル
つまり、現実世界に体はありながらも、仮想空間で行動やさまざまな人との交流ができる空間・在り方が「メタバース」です。
メタバースの語源
メタバースの語源は、英語の「Meta(高次の)+ universe(世界)」 を組み合わせた造語です。
メタバースはここ数年で注目されるようになった言葉ですが、実は語源は古く、アメリカの小説家ニール・スティーヴンスンが1992年に発表したSF小説『スノウ・クラッシュ』の中で、主人公が交流する仮想空間をメタバースと呼んだことが誕生とされています。
メタバースが注目される背景
メタバースが注目されるようになった背景に、以下の3点が挙げられます。
- VRなどのテクノロジーの発展
- Facebookの社名変更
- NFTの発展
3点とも既に日本・世界産業のトレンドになっている出来事です。
それぞれ解説します。
VRなどのテクノロジーの発展
メタバースの世界的な浸透に大きく影響を与えているのが、VRの急激な発展です。
メタバースの利用には、以下のような専用の媒体が必要です。
- VRゴーグル
- PC
- ゲームデバイス
- スマートフォン
VR技術がなくてもメタバースを体験できますが、VRは仮想空間に入って体を動かせるため、他のデバイスと比較した際に、最もメタバースと相性が良いとされています。
そのため、メタバースを活用したビジネスを展開する企業は、VRゴーグルを使用したサービスを次々とリリースしています。
VRを誰でも手軽に体験できるようになったことで、同じようにメタバースの世界も身近な存在になりました。
Facebookの社名変更
世界的なニュースとなったFacebookの社名変更も、メタバースが注目されるようになった背景のひとつです。
Facebookは、2021年10月に社名を「Meta Platforms」に変更しました。
さらに、事業の主軸をFacebookやInstagramなどのソーシャルメディアからメタバースの構築・関連サービスのリリースにシフト。
Facebookはアメリカの主要IT企業の総称GAFA(Google、Apple、Facebook、 Amazon)の一角として世界経済を牽引してきた存在だけに、今回の社名変更は世界的なニュースとなりました。
今後の動きやサービスの展開が注目されています。
NFTの発展
「NFT」とは「Non Fungible Token(ノンファンジャブルトークン)」の頭文字を取ったもので、日本語で「非代替性トークン」と呼ばれています。
NFTができる前は、デジタル資産の所有者を明確にすることが困難でした。
デジタル資産とは、以下を指します。
- デジタルアート(オンライン上の絵画やイラスト)
- ゲーム内のアイテム
- トレーディングカード
- 漫画
- 音楽
しかし、NFTが発展したことで、自身のデジタル資産にNFTを発行できるようになり、唯一無二の資産であることを証明可能になりました。
そして、この技術はメタバース内でも採用されています。
例えば、メタバース内で売買できるアイテムひとつ一つに異なる価値を付与できるようになりました。
このことで、メタバース内でできることが増え、ビジネス面での可能性が大きく広がりました。
NFTの発展が、メタバースの普及を助長していると言えるでしょう。
メタバースとVRの違い
VRはメタバースと同義として捉えられる傾向にありますが、厳密には以下のような違いがあります。
- メタバース・・・インターネット上の仮想空間
- VR・・・仮想空間を現実と同じように感じ取れる媒体
つまり、メタバースとは「仮想空間そのもの」で、VRは「仮想空間を感じ取るための手段」です。
同義として捉えられがちなので、しっかりと頭の中で区別しておきましょう。
メタバースと仮想通貨(ブロックチェーン)の関係性
メタバースは仮想通貨(ブロックチェーン)とも切っても切れない関わりを持っています。
ブロックチェーンの概要を含め、解説します。
ブロックチェーンとは
ブロックチェーンとは「分散型台帳技術」と呼ばれる技術を指します。
その名のとおり、複数のコンピュータで取引情報などのデータを同期して記録・管理する手法です。
複数人で共同管理することで、システムダウンの可能性も低く、不正改ざんを未然に防げるため、主に以下の用途で使用されています。
- 仮想通貨の取引記録の管理
- NFTの発行
- 自動決済システム
そのセキュリティの高さと、業務効率化・自動化を可能にする利便性から、世界中の大手IT企業から日本のメガバンクも活用に乗り出しています。
ブロックチェーンでメタバース空間のモノを資産化
前述のとおり、ブロックチェーンを利用することで、NFTの発行が可能です。
メタバース空間では自身のデジタル資産にNFTを発行し、価値を付与すれば、現実世界と同様にビジネスを展開できます。
また、メタバース内の建物や土地もNFTを用いることで資産化が可能です。
このように、国境のないメタバース内で現実世界以上のビジネスの展開が期待できることから、メタバースやNFT技術は、日本のみならず世界中から注目を集めています。
メタバースの活用事例
メタバースは、すでにさまざまな業界で利用されています。
実際の利用例を知って、メタバースの可能性・イメージを膨らませましょう。
ゲーム業界
メタバースの進出が最も著しい業界が、ゲーム業界です。
メタバースが活用されている代表的なゲームは、以下の3つです。
- フォートナイト
- あつまれ どうぶつの森
- マインクラフト
これらのゲームは、アバターを使って不特定多数のユーザーと交流しながらゲームを楽しめます。
フォートナイトでは、ミュージシャンの米津玄師さんや星野源さんがバーチャルライブを行ったことも話題となりました。
さらに、マインクラフトでは、デジタル資産の導入を行い、ゲーム内で作成・獲得したアイテムを個人間で売買できるよう開発が進められています。
ゲーム業界でのこれからの進展も期待できます。
ビジネス業界
ビジネス業界においても、コロナ禍がきっかけでメタバースの進出が加速しています。
主な例が以下の3つです。
- バーチャルオフィス
- バーチャルイベント
- バーチャルショップ
バーチャルオフィスであれば、経営者はオフィスの賃料などのコストをカットした経営が可能で、従業員も自宅や好きな場所から仕事ができます。
サービス例としては、2021年にMeta Platforms(旧Facebook)が公開した「Horizon Workroooms」があり、バーチャルでありながら、現実と変わらない会話・コミュニケーションが可能です。
また、イベント製作やショップ展開を手がける企業も、メタバース内であれば、不特定多数の顧客に向けたビジネスを展開できます。
顧客側もメタバースであれば、距離的な問題で購入を諦めていたお店の商品を購入可能です。
メタバースを活用すれば、両者Win- Winの関係を築けるでしょう。
医療業界
医療業界でもメタバースの技術が注目されています。
展開されている活動は、以下のとおり。
- 医師の研究会・講習会
- 医師による患者とのお悩み相談会・座談会
- 医師のオペレーション教育
現状、手術などの技術が必要な実務よりも、医師の教育や患者とのコミュニケーションに活用されるケースがほとんどです。
背景には、コロナウイルスによる対面機会の不足があります。
メタバースであれば、遠方の医師・患者と現実世界と遜色のないコミュニケーションが可能であるため、採用が進んでいます。
メタバースのメリット
メタバースを利用するメリットは、主に以下の3つです。
- 距離の制約がない
- テレワーク・オンライン会議に最適
- コストカットが実現
どれもコロナ禍が相まって際立ったメリットですが、新しい働き方・生き方として期待されています。
ひとつずつ見ていきましょう。
距離の制約がない
メタバースは、オンラインの仮想空間で交流が図れる点が大きな特徴です。
そのため、日本はもちろん、世界中の人々と国境のない交流が自宅からでも可能です。
ビジネスシーンでも、出張しなくても商談が可能なため、メタバースを取り入れを検討している企業も増加傾向にあります。
テレワーク・オンライン会議に最適
コロナ禍でテレワーク・オンライン会議をはじめた企業は多いはず。
しかし、同僚・上司とのコミュニケーションが不足し、会社への帰属意識の薄れや業務効率の低下が課題となっています。
メタバースであれば、アバターを使って会話はもちろん、感情表現、身振り手振りも可能であるため、普段のオフィスと遜色ないコミュニケーションが可能です。
さらに、メタバース空間は自由にデザイン可能で、実際のオフィス風にすることで「オンラインオフィス」としても活用できます。
コストカットが実現
リアルの会社・店舗の経営者で、コロナ禍の打撃を受けて固定費に頭を抱えている方は少なくないでしょう。
とくに賃料や光熱費といった削減が難しい固定費は、売上が低迷しているうちは大きな悩みのたねのはず。
しかし、メタバースであれば、これらの固定費をかけずに、NFTを使って物の販売が可能です。
さらに、前述のとおり、世界中の多くの人と交流できるため、これまではなかった販売機会を創造できます。
コストカットが実現できる点もメタバースの大きな特徴です。
メタバースのデメリット
さまざまなメリットがある一方で、デメリットも存在します。
それが以下の2点です。
- メタバース空間への依存
- 法律が未整備
それぞれ解説します。
メタバース空間への依存
メタバース空間は、人々との交流はもちろん、最新技術を用いた新感覚の体験ができます。
それゆえに、メタバース空間への依存が懸念されています。
メタバースに没頭するあまり、現実世界の家族や友人とのコミュニケーション、食事・運動・睡眠が疎かにならないように注意が必要です。
法律が未整備
メタバースは比較的新しい概念・サービスで発展が著しいため、法律の整備が間に合っていないのが現状です。
しかし、将来的に産業の主軸となることが期待されているため、今後の整備に期待できます。
メタバースを利用する際には、法律・ポリシーの遵守を意識しましょう。
メタバース関連銘柄が人気
これまで解説してきたとおり、メタバースのビジネス面での将来性は大きいため、メタバース関連銘柄も注目を集めています。
その注目度・将来性の高さから、米株式市場ではメタバースをテーマにした上場投資信託(ETF)「ラウンドヒル・ボール・メタバースETF」が誕生しました。
なかでも人気の高い銘柄は、以下のとおりです。
- RBLX(ロブロックス)・・・オンラインゲームプラットフォームを運営
- NVDA(エヌビディア)・・・メタバース開発基盤プラットフォームを提供
- U(ユニティ・ソフトウエア)・・・ゲーム開発エンジン「Unity」を開発
- MSFT(マイクロソフト)・・・仮想空間で会議・交流できるサービスを展開
投資に関心がある方は参考にしてみてください。
メタバースのやり方・始め方は3ステップ
メタバースは、以下の3ステップで始められます。
- 1.仮想通貨(Coincheck)の口座開設
- 2.暗号資産ウォレット(MetaMask)の作成
- 3.メタバースサービスの選択
難しいと思われがちですが、これから開設する手順を踏めば、誰でも始められます。
1.仮想通貨取引所(Coincheck)の口座開設
出典:https://coincheck.com/ja/
まずは、仮想通貨取引所の開設です。
仮想通貨取引所を開設する理由は、メタバース内の共通通貨として「仮想通貨」が採用されるケースがあるためです。
おすすめの仮想通貨取引所は、「Coincheck」MEです。
Coincheckでは、独自のNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT (β版)」を提供しており、口座開設後に利用できます。
口座開設の流れは、以下のとおり。
- 1.メールアドレス・パスワードの登録
- 2.重要事項の承諾
- 3.かんたん本人確認
- 4.二段階認証設定
- 5.本人確認の審査完了のメールを待つ
- 6.口座を登録
パスワードはログイン時に必要なので、忘れないように覚えやすいものにしておきましょう。
また、二段階認証を行うことでセキュリティ性が向上します。
漏れなく行いましょう。
2.暗号資産ウォレット(MetaMask)の作成
出典:https://chrome.google.com/webstore/detail/metamask/nkbihfbeogaeaoehlefnkodbefgpgknn?hl=ja
次に、メタバース内で使用する仮想通貨を補完するためのウォレットを作成しましょう。
今回は、とくに多くの方が利用している「MetaMask」を紹介します。
MetaMaskは、Google Chromeの拡張機能を使ってブラウザに追加するWeb型のウォレットです。
ウォレットの作成方法は、MetaMaskを立ち上げて案内に沿って行えば作成できます。
3.メタバースサービスの選択
ウォレットが作成できたら、利用したいメタバースサービスを選択して実際に始めてみましょう。
メタバースサービスの選び方のポイントは「目的を達成できるか」です。
メタバース内では、現実世界では実現困難なさまざまな体験が可能です。
具体的には、以下のとおり。
- 国境を超えた交流
- 最新技術を使ったエンターテイメント
- 仮想空間でのビジネス
- 仮想通貨の獲得
メタバースサービスを利用する際は、自分の目的から逆算してサービスを選びましょう。
現在、多くのサービスがローンチ予定で、今後も幅広い活用が期待できます。
まとめ:メタバースは今後も最注目の世界的トレンド
今回は、メタバースの概要からメリット・デメリット、始め方についてお伝えしました。
メタバースとは「インターネット上の仮想空間」のことで、現在はもちろん、今後も世界中で最注目のトレンドです。
メタバースは、ビジネスやエンターテイメントだけでなく、観光、医療など、幅広い可能性を持っています。
そのため、さらなる発展と世界的な普及が期待されています。
将来的に私たちの日常になくてはならない存在になることでしょう。
なお、おすすめの海外仮想通貨取引所のランキングを以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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